国際写真センター International
Center of Photography
1130 5th Ave.,212-860-1777
Open Wenthday to Sunday,11:00-18:00;Tuesday,11:00-20:00
Subway/6 to 96th St.
写真が芸術か否か判らないけれど、人を感動させる力は確実にある。同館は報道写真家として著名なロバート・キャパの弟コーネル・キャパが創設した世界でも珍しい写真のための美術館である。コレクションは、豊かで直接的で、説得力のあるものが多い。ここのコレクションを「まるで絵のようだわ!」と誉めてはいけない。メトロポリタン美術館で、中世に書かれた肖像画を「まるで写真みたいだわ!」と誉めるより陳腐だ。
ミッド・タウンにもICP分室があるが、やはりメインはこちら。アメリカにある美術館の常として、単なる展示だけではなくセミナーや講習会なども常時開設し、精力的に写真文化に貢献している素晴らしい美術館だ。
ミュージアム・ショップも個性的で面白い。
イントレピット海空宇宙博物館 Intrepid
Sea-Air-Space Museum
Pier 86,W.46St.(at Hudson River)212-245-0072
Open Wenthday to Sunday
Subway/A,C,E to 42ndSt.
ハドソン・リバーに停泊する空母イントレピットをそのまま博物館にしちゃった、いかにもアメリカらしいランド・マークである。イントレピットは第2次世界大戦から朝鮮戦争、ベトナム戦争にまで使用された歴戦の勇士だ。甲板には歴史的活躍をしたジェット機が何機も繋いである。戦車なども展示されている。
この空母を愛するアメリカ人は多い。愛国心と国威の象徴が短絡的に直結するのだ。その感覚は、戦争そのものに生理的な悪寒を感じる日本人には理解しにくいかもしれない。隣に駆逐艦エディソン号や潜水艦グローラも停泊しており、これらも一緒に一般公開されているのでご覧になると良い。
特に子連れの方、男の子は大喜びするに違いない。
ミュージアム・ショツプには、米・陸海空軍の色々なグッグが売られている。
リンカーン・センター Lincoln
Center for the Performing Arts
Broadway & Amsterdam Ave.(at 65th St.)
Subway/1,9 to 66th St.-Lincoln Center
あの有名なミュージカル「ウエストサイド・ストリー」のモデルになった大スラム街を再開発して1960年に建設されたNYにおける芸術の中心地である。メトロポリタン・オペラ・ハウスを中心に、沢山のホール・劇場・学校が集約している。ミュージシャンの聖域、ジュリリアードオン学院が在るのも此処。
中央にある大理石の噴水は、あの「ゴースト・バスターズ」でビル・マレーがシガニー・ウィバーからデートの約束を取り付けて小躍りするアソコ。観光ポイントはメトロポリタン・オペラ・ハウスのシャガールの壁画である。見学ツアーが実施されているから参加されると良い。
リンカーン・センター最大のハイライト。オペラのシーズンは9月から4月。ご覧になる予定が有れば良い席は日本で予約して出かけた方が無難です。
リトル・イタリー Litte
Italy
especially along Mulberry St. bet.Broome and Canal Sts.
Subway/J.M.Z.N.R.6 to Canal St.;B.D.Q to Grsnd St.
リトル・イタリーは風前の灯火である。キャナル・ストリートの北、マルベリー・ストリートの数ブロック分しか残っていない。他は殆どチャイナタウンの勢力に呑み込まれてしまったのだ。もしかするとリトル・イタリーそのものが、何年かのうちには完全に形骸化してしまうかも知れない。「昔、リトル・イタリーというのが有ってねぇ。」という話をするのは嫌だなあ。
この陣取り合戦の趨勢を決めたのは、やはり民族的な気質の違いというヤツかも知れない。チャイニーズはこの街で成功すると、根を張り勢力の拡大と充実を図る。イタリア人は成功すると郊外に立派な邸宅を持って、そっちへ本体を移動させていしまう。その差が明確に出たのだろう。
お薦めはマルベリー・ストリート中央のカフェ・ナポリとフェラーラというケーキ屋さん。時間に取り残されたような店内で、やっぱり時間に取り残されたようなオバさんウエイトレスの無愛想なサービスで、素敵なアメリカ式イタリア風カプチーノを堪能しよう。
ロアー・イーストサイド・テネメント博物館 Lower
East Side Tenement Museum
97 Orchard St.,212-431-0233
Open Tuesday to friday,11:00-17:00;Sunday,10:00-16:00
Subway/J,M,Z to Essex St.;F to Delancy St.
ロアー・イーストサイドは移民の歴史の街だ。多くの移民たちがエリス島やバッテリー・パークを通った後、ここへ沈んだ。テネメントとは、風呂無し共同トイレの長屋形式アパートのことで、彼らの殆どがそこで暮らした。まさに赤貧と希望の溜まり場だったのだ。同館は実際に使用されていたテネメントを保存すると共に、当時の貧民たちのさまざまな遺留品も保存展示している。また実際にここで暮らしていた人々の、その後の追跡調査なども行っており、非常に興味深い活動を展開している博物館である。
現存する廃屋寸前のテナメントを見て歩くウォーキング・ツアーが実施されている。もちろん英語の解説だが、是非参加してみるべきだ。彼らの生き抜くことへの意志と情熱をまざまざと感じて、必ずや深い感銘を受けるに違いない。
この辺りは、オーチャード通りに代表されるような老朽化した建物が並ぶ街なので、今でも街を歩くだけで往時の雰囲気は充分に窺い知れる。
ロアー・イースト・サイド
Lower East Side
about Bowery St. to East River
Subway/B,D,J,M to Bowery St.;F to Delancey St.
ユダヤ人/東欧系・中国人/東南アジア系など、雑多な民族が無軌道且つ渾然一体となって、くらげなす不思議な街である。まさにNYらしい地域だと言えよう。華僑の職業紹介所が立ち並ぶ通り。安い衣料品が雑然と店先にぶる下げられている通り。戦後一度も掃除したこと無いんじゃないかと思うほど、風化したゴミ屑と落書きと、錆に汚れた通り。
いつの時代でも新移民たちの吹き溜まりだったロアー・イースト・サイドは、相変わらず貧しさと隣り合わせの街だ。
その中心にあるのがオーチャード・ストリート。今、ここはディスカウント通りとして観光客やニューヨーカーを誘致するために涙ぐましい努力をしている。しかしあの壮烈な荒廃した街の雰囲気にゃ、ちょいと品の良い人たちは誰でも二の足を踏むね。らしく・ぶらず、在れば良いのにな、と思うのは僕だけだろうか。
メトロポリタン美術館
Metropolitan
Museum of Art
5th Ave.(at 82nd st.)212-535-7710
Open Tuesday to Thursday and Sunday,9:30-17:15;Friday
till 20:45
Subway/4,5,6 to 86th St.
メトロポリタン美術館のハイライトは、創設当時からエジプト・コレクションだった。
チェズノーラ将軍がキプロス島から持ちかえった数多くの彫刻・副葬品に、人々は古代エジプトを夢見た。もちろん今でもそれは変わりない。相変わらずアメリカ人はエジプトが好きなんだ。
おそらく本家カイロ美術館より興味深く散策できるのが、ここメトロポリタン美術館のエジプト・コレクションである。この広大で無尽蔵の美術館を1〜2時間くらいの予定で観られるのなら、ボクはここのコーナーを中心に見学されることをお薦めしたい。なかでもメクトラの副葬品のコレクションが興味深いが、やはり強烈なインパクトが有るのは間違いなくデンドウルの神殿である。アスワン・ダムの建設にあたって多大な貢献をしたア
メリカ政府に、1978年エジプト政府が寄贈した歴史的建造物である。
中央カウンターには日本語のフロアー案内パンフレットも有り、見学のためのプランが自分なりに組めるように工夫されている。
メトロポリタン美術館は、1階2階あわせて18のセクションに別れている。前述のエジプト・コレクション、中世ヨーロッパ美術、アジア、中近東、中央アメリカなど、どのコーナーもそこだけで一日が終わってしまいそうな程広くて膨大なコレクションである。駆け足で回っても圧倒的な情報に目眩がするだけで終わってしまうと思う。プランと基準を持って散策しよう。
およそ大英博物館もエルミタージュ美術館もルーブル美術館も、前身とも言うべき背景となり得るコレクションが有って出来上がった美術館である。しかしこのメトロポリタン美術館にはそんなものが無い。まったくの無から19世紀の後半に、市民運動によって作られた美術館なのだ。従って後発のハンディは確実に有る。ここには、例えばミロのヴィーナスやモナリザ、ロゼッタ・ストーンに匹敵するような世界的な価値とも言うべきコレクションは殆ど無いのだ。ここのコレクションは、アメリカの金持ちたちが金を出して買って歩いたものだ。
19世紀の後半から20世紀初頭に懸けてヨーロッパ諸国はその疲弊した経済を補うべ
く、大量の骨董品美術品をオークションに放出した。それらを彼らが買い漁った訳だ。だからといって天下の名品が売りに出されるわけはなく、比較的小物ばかりが彼らによって収集された。しかしその精力的な買い漁りは猛烈を極めた。「質で勝負出来なければ量で勝負しよう」というアメリカ的体質が見事に具現化したのだ。
なかでも中世ヨーロッパの絵画・美術品への執着は壮烈で、メトロポリタン美術館もこれらのコレクションが充実している。二階中央奥がそのコーナーだ。レンブラント、ラファエロ、エル・グレコ、ルーベンスなど、教科書の中で名前だけは聞いたことのある人々の作品がずらりと並んでいる。
また、寄贈者の名を冠したウイングも興味深いものが多い。ロバート・レーマン・コレクションやライライ・アチソン・ワレス・ウイング、ロックフェラー・ウイングには是非寄ってみるべきだろう。
日本でも「何処そこが、ゴッホやリキテンシュタインを何億円で買った」とか伝う話が批判的な風潮として云々されるが、僕は反対だ。金の有るうちは世界の財産を買い漁るべきである。それが次代への偉大なる贈り物になる。成金たちの慈善意識が、どれほど文化を保存し得るか、メトロポリタン美術館はその素晴らしい例なのだ。
MOMA/近代美術館 Museum
of Modern Art
11W.53thSt.(bet.5th &6th Aves.)212-708-9480
Open Friday to Tuesday,11:00-18:00;Thursday till 21:00
Subway/B,D,Q to 50th St.-Rockfeller Center;E,F to 5th
Ave.
ロックフェラー・センターのすぐ近く。53丁目、5thアベニューと6thアベニューの間にあるMOMAは、ジョン・ロックフェラーjr夫人だったアビー・ロックフェラーが中心になって創立された美術館である。そのコレクションは、19世紀後半に起きた新しい美術の潮流から始まり、今世紀半ばすぎのポップ・アート直前あたりまでを丹念にカバーしている。すなわち、セザンヌ、ゴッホ、モネあたりから始まって、ピカソ、ダリ、ミロといった欧州における現代美術の巨匠たちの作品など。ホッパーやポロック、ウォホール、リキテンシュタインといったアメリカ現代美術の作品ぐらいまでが守備範囲だ。
ハイライトは、2階にあるモネの「睡蓮」ポロックの「ワン/31番」モンドリアンの「ブロードウェイ・ヴギウギ」など。ピカソ、ミロの作品にも見るべきものが有る。
「印象派は判るけど抽象画は判らない」という貴方。是非、この機会にMOMAに行って見て下さい。20世紀の前衛と呼ばれる作品が、如何に19世紀ロマンチシズムの延長線上にあるものか、ここのコレクションをご覧になると実感されるはずだ。
現代美術館
The Museum of the Contemporary Art
Aster Building,583 Broadway,212-219-1222
Open Sunday to Friday,12:00-18:00;Satuday till 20:00
Subway/B,D,F,Q to Broadway-Lafayette;6 to Bleecker St.;N,R
to Prince St.
常に最前線であろうとし、それを実施する素晴らしい美術館である。したがって展示物にカスも多い。しかしその「生み出そう」とする情熱や姿勢は感嘆出来るものばかりだ。
展示物は、どれほど素晴らしくても一定間隔で入れ換えられてしまう。もう一度観たいな!なんて思って再度出かけても、まったく一期一会で終わってしまう作品も多いのだ。もちろん、二度と観たくないというヤツもその数百倍は多い。しかし僕個人は、この美術館が好きだね。此処は徹底的な権威主義の破壊者なのだよ。前衛は前衛である故に他人の評価を鵜呑みにする権威主義に陥り易い。同じ通りの並びにあるグッケンハイム・ソーホーと一緒に観て歩くと、ここの素晴らしさが良く判ると思う
5thアベニュー、北側に有る比較的判り難い建物だが、ウィンドーがパフォーミング・アーツのコーナーになっていたりして、気をつけて探せば必ず辿り着けるので是非出かけてみよう。NYの、今この瞬間のアートに触れることが出来る。もっとも。大抵触れても、なんてぇこたぁ無いもンばっかりだけど。
ニューヨーク市立博物館 Museum
of the City of New York
5th Ave.at 103rd St.,212-534-1672
Open Tuesday to Sunday,10:00-17:00;Sunday noon to17:00
Subway/6 to 103rd t.
NYという街をテーマにした美術館である。ニュー・アムステルダムと呼ばれた開拓時代から、栄光の独立戦争、富の集中をもたらした大発展時代と、NYの全てが此処へ来ると見渡せる。中でもバノラマ状に広がる18世紀中頃のNYを描いた壁画と、独立戦争当時の人々の生活をテーマにしたジオラマが面白い。。ほかにもロックフェラーの私邸に有った豪華なベッド・ルームを再現した部屋、さまざまな時代の家具調度品をコレクションしたコーナー、人形やおもちゃのコレクションなど、興味をひかれるものが多い。
貴方が今観て歩いているこのNYが、どのような変遷を辿ってきて現在に至ったか、見事に教えてくれる貴重な博物館だ。
また、NY関連の資料が充実しているミュージアム・ショツプもお薦め。
ニューヨーク市立図書館 New York
Public Library
5th Ave. at 42nd st.,212-869-8089
Tours,Tuesday to Satuday,11:00〜14:00
Subway/7 to 5th Ave.;B.D.Q to 42nd St.;4,5,6to Grand Central
世界最大級の蔵書量を誇るライブラリーである。ここに来て見つからない資料は、どこで探しても見つからない、と言い切りたくなるほどの量である。解説パンフによると、その蔵書量は本棚に並べて88マイル分有るそうだ。この「並べて何マイル」という表現がアメリカ人は好きで、ストランド・ブックセンターもその蔵書量をそう表現していた。
3階が閲覧室で、ここで辞書無しじゃ読めないようなヤツを見栄で我慢して見てると、横を映画「ゴースト・バスターズ」に出てきたオバアちゃんみたいな図書館職員がゴロゴロと整理カートを押しながら行く。ああ!NYに居るんだな、と実感できる場所だ。
この図書館の前に立って斜前にもパブリック・ライブラリーが有る。こちらも市民の本棚として活躍しているところだ。
ニューヨーク証券取引所 New York
Stock Exchange
20 Broad St. at Wall St.,212-656-5167
Busiest exchange,Monday to Friday,9:15〜16:00
Subway/2,3,4,5 toWall St.;1,9 to Rector St.;J.M.Z to Broad
St.
ウォール・ストリートとブロード・ストリートの角、フェデラル・ホールの前でトリニティ教会を向いて立つと、左斜め前に有るのが通称NYSEと呼ばれるNY証券取引所だ。
3階見学席から見下ろす証券取引所は、喧騒と混乱のフロアだ。数千人の証券バイヤーたちが、疾走し叫び、目を輝かせて紙屑をバラまく。そのお金への真摯な情熱とパワーは傍で見てると中々滑稽で面白いものだ。「対岸の火事」ってヤツ。
ストック・チャートや取引方法についての素っ気ない説明が係員から有るが、そんなものを聞くより、目の前のコンピューター画面に流れる数字の奔流を見つめてみよう。経済という怪物が見えてくるような不思議な錯覚に教われるに違いない。
ペンシルバニア駅 Pennsylvania
Station
34 St. bet.7th and 8th Aves.
Subway/1,2,3,4,A,C,E, to Penn Station;B,D,F,Q,N,R to 34th
St.
スポーツの殿堂マディソン・スクェア・ガーデンの下は、NYにおける中・長距離列車の発着場ペンシルバニア駅である。ロングアイランド・レールロード、ニュージャージー・トランジットの乗り入れ駅でも有るので、河向こうからの通勤客が多い。朝晩の混雑はここも東京駅並みに凄い。本屋、ディスカウント・ショツプ、簡単なファースト・フードなど、幾つもの店がテナントとして出ているのは他の駅と同じだ。食事の場所に困った時など、ふいと来ても必ず何処か営業しているので、便利で安全な場所である。
8thアベニュー側に出ると、目の前にコリント風の柱が並ぶ中央郵便局が有るから、こちらも見学していこう。
J.P.モーガン・ライブラリー J.P.Morgan
Library
29 E.36(at Madison St.)212-685-0610
Open Tuesday to Satuday,10:30 〜17:00;Sunday 13:00〜17:00
Subway/6 to 33th St.
金融王だったピアモント・モーガンは、財力にモノ言わせて美術品を買い漁ったコレクターでもあった。19世紀後半、欧州で「オークション荒らし」として名を馳せた人物である。もちろんアメリカの金満家の常として篤志家でも有ろうとした彼は、多大な寄付と寄贈を様々な美術館・博物館・公共施設に行ってる。メトロポリタン美術館などは、その恩恵を一番受けた美術館である。
J.P.モーガン・ライブラリーは、彼が自宅隣に建築した自分専用の図書館だったものだ。彼は、ここに自ら集めた古今の稀覯本・奇書を、文字通りヤマのように並べた。これらが彼の死後、図書館ごと一般公開されたのである。天井まで届く本棚に、膨大に並ぶ書籍類はまさに見るものを圧倒する。個人ライブラリーとしては、おそらく世界一のものだろ
う。
クイーンズ
Queens
Subway/7,B,E,F,G,N,Q,R to Borough of Queens
NY市5区の中で最大面積を持つベットタウンで有り、家内工業地帯である街だ。イースト・リバー周辺には、うらぶれた倉庫と疲びれたアパートが並ぶ。それでもサニー・サイドあたりから住宅地としての再開発が始まり、少しづつ変わりつつはある。しかし相変わらず、路ですれちがう人々が交わす言葉は、たいてい英語じゃない。
これがもっと東へ下がると雰囲気が一変する。フラッシングやキューガーデンなどは小じんまりとした一軒家が建ち並ぶ、まさにマンハッタンで働く中層階級のためのベッドタウンだ。日本人商社マンが多いフォレスト・ヒルズもこの付近にある。
アメリカ映画イメージ博物館のあるアストリア地区は、クイーンズの中でもギリシア人の多い街である。地下鉄駅周辺に幾つかギリシア料理のレストランが有るから是非入ってみよう。巨大なロブスターや豊醇な貝料理など、日本人にマッチしたものを驚くほど安価で出してくれる。
ラジオシティ・ホール Radio
City Music Hall
6th Ave. (at 50th St.)212-247-4777
For tour information,212-632-4041
Subway/B,D,F,Q to 50th st.-Rockefeller Center;E to 5th
Ave.;N.R, to 49th St.;1,9
to 50th St.;6 to 51st St.
ロックフェラー・センターのうち、RKOビルとRCAビルの一部NBC局が有る処をラジオ・シティと呼んでいる。同ホールは、その地帯に6thアベニューを向いて建っている。
今は亡き日劇のダンシング・チームがオハコとしていたライン・ダンスは、ここの専属ダンシング・チーム「ロケット・ガールズ」が本家である。なかなか圧巻な脚線美の競演だから、機会有れば元祖本家のソレをご覧になると良い。時代錯誤という言葉が吹っ飛びそうな程のパワーだから、きっと驚かれると思う。
バックステージ・ツアーが催行されているから、こちらには是非参加しよう。1933年にオープンしたという同ホールは、アール・デコ様式が現実に生きていた時代の劇場である。その豪華な様式美を裏側から鑑賞できるツアーだ。
リッチモンドタウン歴史村 The
richmondtown Restration Village
441 Clark Ave.,Richmondtown,Staten Island,718-351-1611
Open,Wednesday to Sunday,13:00-17:00
Bus/S74,Richmond Road and Cout Place
アメリカは物質文明の権化みたいに言われるが、本当のところは質素堅実なプロテスタンティズムで根深く貫かれている国だ。マンハッタンの摩天楼の中を彷徨していると、ついついその事実が見えなくなってしまう。いつの間にか、実態とイメージの間に微妙な齟齬が出てしまうのだ。
天気が良い日、出来れば日曜日の午後にスタッテン島行きフェリーに乗ってリッチモンド歴史村へ出かけてみよう。ここは開拓時代のアメリカを殆ど完全な形で保存している村である。鍛冶屋、何でも売ってるゼネラル・ストア、学校、印刷所、製パン所、役所など、質素な建物が未舗装の路に幾つも小じんまりと並んでいる。これが前世紀までのアメリカの平均的な町だったのだ。もちろん街灯なんか無い。糸紡ぎや革工芸など、さまざまな当時の工芸・生活文化が町の人々によって実演・販売されているので、それらを見て歩きながら旧き良きアメリカを充分に楽しもう。
リッチモンドタウン歴史村は、プロテスタントたちの新天地に夢見た生活が、如何に質素で穏やかなものだったか、僕たちに教えてくれる村だ。
§1995-2006 by Mike Shiraishi.
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